新事業展開の事例

case
業種
取り組み

横田水産

3つの課題を1台で解決!!
待望の小型保冷車

水産加工品で初めて大阪産名品の認定を受けた『釜揚げしらす』をはじめ、
品質第一の商品で水産庁長官賞、大阪府知事賞など数々の賞を受賞している横田水産。
抱えていた3つの課題を一挙に解決する小型保冷車の使い道とは?

INTERVIEW

事業者_
横田水産
代表


横田 忠哉
Yokota Tadaya

支援機関_
SME コンサルタント
中小企業診断士


関浦 照隆
Sekiura Terutaka

鮮度が命。小型の保冷車は長年の願い

横田:ありがたいことに佃煮でいろいろな賞をいただきましたが、やっぱりウチの一番人気は『釜揚げしらす』なんです。たくさんのご要望をいただくのですが、課題となっていたのが「3つの保冷」です。
1つめは「仕入れ」。以前から大型の保冷トラックはありましたが、走らすとなるとできるだけ多くのものを一度に運びたい。すると市場の滞在時間が長くなります。しらすは鮮度が命なんです。『釜揚げしらす』は生ではなく茹でるので鮮度と言ってもピンとこないかもしれませんが、生身の状態の良し悪しで塩分・水分の入り方が変わります。これが茹で上がりの食感や風味に大きく影響を与えるんです。や
っぱり鮮度の良いものは美味しい。品質はウチのお客さんも一発で見抜きます。最近はしらすが不漁なのでその中で良いものが入ったら一目散に加工場に帰って茹でたい。小型保冷車は必要な量を鮮度を保ちながら運べるので本当に助かるんです。
2つめは「配達」。コロナ以降ウチの直販所まで買いに来れなくなったご高齢のお客さんから配達の要望が激増しました。大型の保冷車では回れないので、乗用車でクーラーボックスに入れて持っていくんです。お客さんに渡す時、商品に水滴がついててね。品質第一のウチとしてはそれが辛くて。でも小型の保冷車があれば最高の状態でたくさんのご家庭を回れるんです。
3つめが「イベント出展」。これまでは一番ご要望があるのに『釜揚げしらす』を持っていけなかったんです。保冷できないから。ウチは冷凍じゃなく、茹でたてにこだわってるんで、やっとそれが持っていけるんです!

採択後の事務的支援も重要

関浦:私は地域創造ファンドなど補助金のコーディネーターを長年しており、横田さんとは10年くらいになります。これまでも機械導入に使える補助金を調べたり申請の支援をさせていただいてきました。補助金事業においては、事業計画の策定や書類を揃えるなど採択のための支援以外に、採択後の支援もかなり重要になります。というのも採択後、事業をする中で結果的に条件を満たせなかったり、書類の不備などで支払いがされない事例も見てきました。そういった地味ですが採択前後の事務的な支援が私の仕事です。

横田:関浦さんのおかげで保冷車も納車され、自慢の『釜揚げしらす』をイベントに持っていくことができます。小型保冷車が入ったらやりたいと思っていたアイデアがたくさんあるので、次の商品開発にもどんどんチャレンジしたいですね。


横田水産
代   表|横田 忠哉
創   業|1897年
本社所在地|〒599-0205 阪南市新町188-1
      TEL:072-472-6136
事業内容|釜揚げしらすやいかなごのくぎ煮など、
     魚製品加工販売


WORDS /大阪で新規事業に挑む人と支える人のことばを集めたインタビュー集
(令和5年度新事業展開テイクオフ支援事業活動報告書)

発行元 | 大阪府商工労働部中小企業支援室経営支援課
発行日 | 2024年3月5日
プロデュース | 枡谷郷史、足立哲、遠藤麻子(大阪産業局)
企画・取材・記事・CD・D | 古島佑起(クリエイティブ相談所 ことばとデザイン)
プロジェクトマネジメント | 吉原芙美(クリエイティブ相談所 ことばとデザイン)

新事業のためになる情報を発信中!Facebook最新情報をチェック 新事業のためになる情報を発信中!Facebook最新情報をチェック