ものづくり×農＋経営で挑む新技術！

農作物のハウス内に設置したアルミ製のパイプにお湯を流し室温を保つ独自の設備「ヒートライマー」。その新型の開発に取り組むのが㈱浪速試錐工業所だ。「ハウス内の温度を高める放熱性の向上など形状や設計を見直し、効率を上げながらコストダウンを目指した」と語るのは社長の後藤文彦さん。
支援機関は㈱農業サポートセンターの高橋さん。元大手種苗会社の研究者で中小企業診断士でもある、まさに農と経営のプロだ。農業の現場を知る高橋さんの知見を得ながら開発した新型ヒートライマーは、現在宮崎県にある農家のビニールハウスで実証実験中。「良い性能評価を出して、農家の皆さんに喜んでいただけるものを完成させたい」と後藤さんは語る。
「伴走支援は期限が決まっているところがいい。70点、80点でもいいから次につなげることが大事」ゴールが決まっているからこそ成果につながると話す。