新事業展開の事例

case
取り組み

魔法の手作りドレッシング/E&Cサポート株式会社 若林泰孝、若林尚美

令和4年度に実施した【新事業支援 -Vチャレンジ-】では、府内中小企業等の事業者を対象に、事業計画の実現に向け、専門家や支援機関による約8か月の伴走支援をおこないました。
当記事は、Vチャレンジに参加した事業者さまに、事業に参加した感想や今後の展望をインタビューしたものです。

自社商品「野菜嫌いも野菜好きになる魔法の手作りドレッシング」のブランド化とギフト用商品の開発に取り組むE&Cサポート㈱。元は、運営する学童施設で食事の際に提供してきたドレッシングが、保護者の間で評判となり商品化。年間2万本以上を販売する。一方で、完全手作りとフレッシュな素材へのこだわりから利益率に課題があった。より価値の伝わるブランディングとギフト開発で事業の安定性を高めるためにVチャレンジに参加。支援機関は箕面商工会議所。

“行政”のイメージが180度変わった伴走支援

「今回の伴走支援で〝行政〞へのイメージが180度変わりました!」と語るのは事業統括責任者の若林泰孝さん。23歳で起業し、さまざまな事業を経験する中で行政を頼ることへの抵抗感があった。「教科書通りの実践の伴わないアドバイスしかもらえないだろうという先入観がありました」しかし、実際に経験した伴走支援は予想とは全く異なるものだった。「箕面商工会議所さんからは、経営についての多角的な視点からの助言やこちらが何をしたいかをしっかり聞いた上で、的確なアドバイスをいただきました。時には別の専門家を呼んできてくれたり、行政の支援というより本当に一つのチームとして動いている感覚でしたね」

想いのバトンをつなぎたい

実際に商品を買ったお客様から「美味しかったから孫に贈りたい」など、買った人が誰かに贈るという形でも商品が広まっている。今後はE C サイトを軸に若い顧客に向けて「のしの選び方ガイド」をつけるなど、よりギフトとしての買いやすさも整えていく予定だ。「もらったら誰かにあげたくなるそんな想いのバトンをつなげていきたいですね」と語る。

ギフト用の「野菜嫌いも野菜好きになる魔法の手作りドレッシング」

誰かに相談できる心強さ

悩みを抱える孤独な事業者にとって、相談相手の存在は何よりも心強い。「Vチャレンジは、行政や専門家が事業者のために親身になってくれる、まさにチームです。安心して飛び込んでほしいですね」一歩踏み出すことから突破口が見つかった若林さん。共にチャレンジする仲間が増えることが楽しみだという。


E&Cサポート株式会社(Fun Fun Kitchen)
https://funfun-kitchen.com/

代表取締役:若林尚美
本社所在地:大阪府箕面市如意谷4-3-11
TEL:072-737-4311
事業内容:小学生・幼児を対象とした「英語生活+長時間預かり+習い事」の複合型学童施設の運営食品の企画・製造・販売


Vチャレ新聞 / 令和4年度 新事業展開-Vチャレンジ-活動報告書

発行元 | 大阪府商工労働部中小企業支援室経営支援課
発行日 | 2023年3月7日
プロデュース | 枡谷郷史(大阪産業局)
企画・取材・記事・CD| 古島佑起(クリエイティブ相談所 ことばとデザイン)
プロジェクトマネジメント | 吉原芙美(クリエイティブ相談所 ことばとデザイン)

新事業のためになる情報を発信中!Facebook最新情報をチェック 新事業のためになる情報を発信中!Facebook最新情報をチェック