新事業展開の事例

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取り組み

エアリーキャッチ/株式会社三天被服 東谷麗子

令和4年度に実施した【新事業支援 -Vチャレンジ-】では、府内中小企業等の事業者を対象に、事業計画の実現に向け、専門家や支援機関による約8か月の伴走支援をおこないました。
当記事は、Vチャレンジに参加した事業者さまに、事業に参加した感想や今後の展望をインタビューしたものです。

女性専用ワークウェアを製造する㈱三天被服。今回は200人以上の女性の声から生まれた生理中のモレを服の外に出さないフェムテックワークパンツの開発を目的にVチャレンジに参加。昨年10月に出展した「Femtech Tokyo(フェムテックトーキョー)」での大きな反響から、新たに生理日のモレを外に出さないインナーの開発に着手するなど事業の広がりを見せている。支援機関は大阪信用金庫。

安心感があったから、ワクワクして進めた!

「Femtech Tokyoにエントリーした時はまだ何も商品がなかったんです。でもどうしても出たくて!」と語るのは東谷社長。8 月に着手し実質2 カ月での商品開発。全く新しい独自の縫製技術を守るための特許申請など作業は山積みだった。「大信さんには、他社のチームメンバーとの打ち合わせ場所の提供、弁理士さんの紹介、経営目線からのアドバイスなど、チームの一員としてありとあらゆる支援をしていただきました」Makuakeの担当者をつないだことから今年3 月9 日、クラウドファンディングをスタートする。
ハイスピードな開発環境でも臆することなく進めたのは、「困ったらすぐに聞ける」という安心感があったからこそだという。

使う人の声から作りたい

Femtech Tokyoで得た大きな反響から、新たにワークウェアの下に履けるインナーにも展開。すでに商品は開発済みで企業によるモニター試験の段階に移っている。「そこでの声も商品に反映していきたいですね。私たち三天被服は、“使う人の声”を一番大切に考えているので」

フェムテックインナー「エアリーキャッチ」

プロの知見がパワーになる

プロの支援はこの上なく安心と語る東谷社長。小さな企業のチャレンジにおいて、専門家への相談は必ず必要な部分だという。「今回の商品開発は驚くほどスムーズで、ずっとワクワクしながら進められました。こんな制度があるなら、ぜひ活用をお勧めしたいですね」


株式会社三天被服
https://santen-hifuku.net/

代表取締役:東谷麗子
本社所在地:堺市北区百舌鳥梅町1丁目4-12 コバショウビル3階A号室
TEL:072-251-0707
事業内容:女性用ワークウェア企画・製造・販売、オーダーワークウェア企画・製造・販売、ワークウェア販売


Vチャレ新聞 / 令和4年度 新事業展開-Vチャレンジ-活動報告書

発行元 | 大阪府商工労働部中小企業支援室経営支援課
発行日 | 2023年3月7日
プロデュース | 枡谷郷史(大阪産業局)
企画・取材・記事・CD| 古島佑起(クリエイティブ相談所 ことばとデザイン)
プロジェクトマネジメント | 吉原芙美(クリエイティブ相談所 ことばとデザイン)

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