本記事は、昨年度までに実施した【新事業支援 Vチャレンジ】や【新事業展開テイクオフ支援事業】の伴走支援に参加いただいた事業者さまを取材したものです。伴走支援期間を経た現在の状況や、これからの展望についてお話を伺っていきます。
※Vチャレンジ:大阪府内の新規事業に取り組む約50の事業者さまを、支援機関が約8ヶ月間、その計画の実現に向け、伴走支援をするというプロジェクト。
繰り返し貼ってはがせるクリアスタンプ“TO-MEI HAN”を手掛け、赤ちゃんの足形をスタンプ化するオーダーメイド商品“とうめいあしあと”の新規展開に挑戦中の株式会社トライグラム代表 山本正樹さんのお話を聞いてきました。

イベントからイベントへ
「テイクオフ支援事業の採択をいただいたくらいからびっくりするほど忙しくなりました。」と語る山本さん。最近は文房具業界においてメーカーやクリエイターを集めたイベントが全国的に開催されているので、日本各地のイベントにとにかく出展したとのこと。
イベントの翌々日に別のイベントへ参加するために、その日売れ残った商品を会場から次の会場へ発送することもあったそうです。
“文紙MESSE”や“文具女子博”など、主催者側が出展者を選ぶオファー制イベントへの参加もここ1年で増えてきて、他の出展者に認知されOEMの依頼も増えてきており、ECサイト販売、卸売り(ロフトなど)を含め幅広く販路を築いていらっしゃいます。

コピーされるほど「良いものづくり」
代表商品である“TO-MEI HAN”は、海外でも人気を集めているそう。
クリームソーダ型の商品を購入したユーザーのREDBOOK(中国版インスタ)への投稿に30万いいねが付くほどにバズったこともあるとのこと。
自社で運用するインスタフォロワーの7割は海外の方で、「この期間日本にいるけどどこに行けば買えますか?」というDMも届くそうです。
一方で、中国では既にTO-MEI HANのコピー商品が流通しているとのことで、「イベントでは明らかに転売目的で購入する人や、その場でライブコマースを始める人も見かけます。今後は自社の権利をしっかり守っていきながら海外展開に力を入れることも検討しています。」とお話いただきました。


新事業“とうめいあしあと”のこれから
「“とうめいあしあと”は、小ロット生産が可能という強みを活かした商品なので、もっと力を入れて売っていきたい。」とのことで、オーダーメイドラインの専用インスタグラムアカウントの立ち上げなど、拡販戦略を準備されています。
「既製品は女性向けの商品展開が多いが、これは赤ちゃんのパパママ、おじいちゃんおばあちゃんにも喜んでもらえる商品だと思うので、幅広いお客さんとのコミュニケーションツールとしても大切に育てていきたい。」と語る山本さん。
メーカー兼スタンプクリエイターの山本さんがどんな商品を世の中に生み出し続けるのか、楽しみです!


とうめいあしあとは、赤ちゃんの足形画像をアップロードするだけでオーダーメイドできる商品です。
唯一無二のオリジナルスタンプとしてはもちろん、お部屋のディスプレイとしても活躍するので贈り物にもピッタリだと思いました。
ご購入はコチラから!:https://store.tri-gram.jp/products/toumeiashiato
株式会社トライグラム
〒545-0004 大阪市阿倍野区文の里4-17-4
https://tri-gram.jp/
取材協力|山本 正樹 氏