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【セミナーレポート】中小企業のためのソーシャルグッドを考える

開催日・開催時間 2024年1月25日(木) 14:00-16:00
場所 大阪産業創造館17F RoomA/B
講師 佐々木 研 氏(CH 代表/チャンスメーカー
一般社団法人ミライ企業協議会 代表理事)

ソーシャルグッド(SocialGood)とは、「地球環境や地域のコミュニティなど社会や世界に対してよい影響を与える活動や製品」「社会貢献度の高いサービス」等を指し、SDGsや脱炭素活動の進展を背景に近年注目を集めています。
しかし、実際のところ、「余裕のある企業にしか取り組めないのでは?」「本当に利益を上げられるの?」などを感じている方も多いはず。

そこで今回のセミナーでは、大阪府内で実際にソーシャルグッドな事業に取り組んでいる中小企業にご登壇いただきました。

講師は、魅力的な中小企業と若者の接点をつくるミライ企業プロジェクトを中心に活動されている佐々木氏。まずは、佐々木氏の活動を元に、1社だけではできない協働や共創の取り組みについてお話いただきました。

セミナー後半では、株式会社ベルの奥氏や株式会社ココウェルの水井氏をお迎えし、それぞれの事業説明とともに
・中小企業としてソーシャルグッドに取り組む意義
・取り組んだことによる社内外の変化
・ソーシャルグッドの生み出し方
などのテーマでパネルトークをしていただきました。

その中でみなさんに共通していた、【ソーシャルグッドな事業に取り組むうえで大切なこと】は、
・「事業を通じて、自分が社会を良くしていきたい!」という気持ち
・すぐ儲からないことに取り組む覚悟と、成功するまでやり続ける根気強さ

を持つということでした。

そういった想いや粘り強さが、社員の方の誇りの醸成や働く意欲にも繋がり、結果的に社会から求めらる企業になるそうです。

「ソーシャルグッド」と聞くと何となく難しいことだと考えてしまいがちですが、今回登壇いただいたみなさまも、事業を始めたきっかけは、海外留学の経験や会社の利益を立て直すためなど様々でした。
まだソーシャルグッドに取り組んでいない方も、ご自身の興味がある分野から少しずつ始めてみるのもいいかもしれませんね。


講師

佐々木 研
CH 代表/チャンスメーカー
一般社団法人ミライ企業協議会 代表理事

大学を卒業し、いくつかの職に就いた後、印刷会社のCSR室ディレクターとしてさまざまな社会事業に携わり、2016年にCHとして独立。
現在は魅力的な中小企業と若者の接点をつくるミライ企業プロジェクトを中心に、大学生などの若者のキャリア支援事業や、中小企業の人財育成支援などに従事。また、複数の大学にて講師も担当。
近年は、鳥取県の日野町にある有形指定文化財「古民家沙々樹」の運営にも関わり、大阪・鳥取の二拠点居住生活に挑戦中。

パネリスト

水井 裕
株式会社ココウェル 代表取締役社長

学生時代、途上国の環境問題を学ぶためフィリピンに留学。授業の一環で訪問したゴミ山でゴミ拾いをする子ども達を見て衝撃を受け、環境と貧困問題の解決をめざして、2004年にココナッツ専門ブランド「ココウェル」を設立。
2002年に移転先の新本社1階にココナッツをふんだんに使用したスイーツのお店「サリサリストア」をオープン。
2024年にはココナッツの外皮を利用した農業に参入予定。


奥 斗志雄
株式会社ベル 代表取締役社長

夢は日本一の感動企業を創ること。全従業員がイキイキと働き、この会社で働いて良かったと幸せを実感する会社。お客様から、なくてはならない会社と生涯お取引いただける会社。事業活動を通じ地域社会や日本を元気にしていくこと。そして未来を担う子どもたちに、素晴らしい国と大人の生き様を残していくこと。
2009年関西経営品質賞奨励賞受賞。
2017年関西IT百選優秀賞受賞、第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員会特別賞受賞。

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