テイクオフ連続講座として、『新規事業に必要なチーム作りを学ぶ』セミナーを開催しました。

講師は、株式会社SASIの近藤清人氏。
アイデンティティデザインという独自手法で、中小企業の価値を引き出す「デザイン経営」のサポートを行い、中小企業だからできる新たなデザイン経営を実践し続けている方です。

みなさんは、“アイデンティティ型デザイン経営”を知っていますか？
“デザイン経営”とは、ブランド力やイノベーション力を高めるためにデザインを使おう！という経営手法です。
そのブランド力やイノベーション力の根っこにあるのが、経営者個人のアイデンティティ。個人の得意や想いをしっかり捉えることで、事業の核となる部分を作ることができるそうです。

セミナーの後半では、常盤精工株式会社 喜井氏をゲストとしてお迎えし、アイデンティティ型のデザイン経営を通して新規事業を実践したお話をトークセッション形式で伺いました。
もともとは、既存事業の衰退や人材不足、事業継承などの課題があり新規事業に踏み出せなかった喜井氏。そんな中で、課題からではなく、『個人の得意』から新規事業を考える大切さを知り、今では新たなプロジェクトも順調に進んでいるとのこと。さらに、従業員も巻き込むことで、会社全体の雰囲気が変わったそうです。

近藤氏曰く「ほとんどの事業施策はうまく進まない」。
しかし、『ただひたすら自分であること』を大切にして、デザインの力をうまく活用することで、自分の欲しい未来をつくることができるそうです。

新規事業でお悩みの方は、ぜひ次回のセミナーにもご参加ください。
＜新規事業に必要なチーム作りを学ぶ＞第3回：巻き込むチームとリーダーについて

近藤 清人氏（株式会社 SASI 代表取締役）

1979年兵庫県丹波市生まれ。
西日本を中心に100社を超える中小企業のブランド戦略に携わる。アイデンティティデザインという独自手法で、中小企業の価値を引き出す「デザイン経営」のサポートを行い、中小企業だからできる新たなデザイン経営を実践し続けている。
さらに、中小企業のデザイン視点を広げるためのプラットフォームとして、カフェを通じたデザイン経営支援を行う株式会社DtoDを起業する。
2018年5月に『強い地元企業をつくる　事業承継で生まれ変わった10の実践』（学芸出版社）を上梓。
起業プラザひょうごメインコーディネーター等公職多数。